のんたろー日記🚶‍♀️

『HSP』ばんざい🙌           田舎暮らしの50歳が             ちょっとつぶやくブログです🐘🐘🐘

✈台湾 ~その①~

『👴🏻おじーちゃんを探して』

「おじーちゃん!」

と呼んだことがありません。

父方の祖父も、母方の祖父も

のんたろーが産まれた時には亡くなっていました。

 

2人の祖母とも、離れて暮らしていたせいか

祖父がいない事に、それ程思うことはありませんでした。

 

父方の祖父は病死の為、お墓参りができました。

 

母方の祖父は、台湾で戦死し

お骨も戻ってきませんでした…。

祖母と2歳程だった母を残して

台湾で1人で亡くなりました…。

 

「お骨も戻ってこない…」

「戦争が憎い!」

 

そう口にしていた祖母

2行の行間に、どれだけの祖母の思いがあるのか…

 

祖母の思いは計り知れず

「もっとちゃんと聞いておけば良かった…」と

今となっては、亡くなっている祖母へ

気持ちを寄せる事しかできません。

 

強くて賢い大正生まれの祖母。

祖父の戦死後、幼子を抱えた祖母を心配し

親戚の計らいで再婚。

母の下に3人の兄弟ができました。

 

祖母の再婚相手…もう1人のおじーちゃんは

腕の良い鍛冶職人だった様ですが

お酒を飲むと人が変わってしまう…

いわゆる “アル中” でした。

 

その事を、おばさんが私に話してくれました。

事あるごとに、時には涙ながらに

「憎かった!」と。

 

家の中で暴れていたこと…

怖くて隠れていたこと…

子ども達の給食費はもちろんの事、家中のお金が “酒代” になったこと…

そんな祖父から守るが如く、祖母が子ども達を1人ずつ都会へ就職させたこと…

 

でも祖母は、祖父と入るお墓を作り、同じお墓で眠っている。

「夫婦って不思議だよね…」

そう、おばさんは話していた。

 

この話しを聞いたのも…だいぶ前。

おばさんの心境に変化があるのか…

 

職人としての腕は良かったが…

それ以上に賢かった祖母への劣等感の様なものが

祖父を “お酒” へ走らせた…とも。

 

もしいろんな事を総合し、真実と思われる結果が出たとしても…

誰1人として、その人の全てを分かる事なんて

できるわけ無いよなぁ…と思ったりする。

 

私の姉は、上京して少しの間、祖母の家で住んでいた。

その時に祖母から、戦死した祖父の事を少し聞いていたが

やはり…

「もっとちゃんと聞いておけばよかった…」と。

 

そんな話しをしながら

姉が祖母から聞いた話しを頼りに

“台湾へ行ってみようかな…”

と思う様になった。

 

そして4年程前…

“👴🏻おじーちゃんを探しに” 台湾へ行った✈️

 

今日はこの辺にしておこう…