広島 ～続編～
『……』
『広島』 から帰り
頭の整理が付いたので
早速 書こうと思います。
１回目 高校の時の 修学旅行 (１７歳頃)
２回目 元同僚との 広島・山口へのツアー旅行 (３５歳頃だったかな…)
そして 今回の３回目 (５０歳)
歳を重ねていく度に 当然
感じるコトが違うとは思ってたけど…
今回はちょっと
今までとは違う感覚…とゆーか
違う視点に立った見方になり
今までで一番 “憤り” が強く
表現に戸惑いもあります…。
結論から言います！
この例えが適切では無いかも…ですが
誤解を恐れずに言うと…
資料館の後半
ほぼ最後のコーナーに来たところで
何だか自分が…
“大きな図鑑の中にいる”
感覚になったんです。
そうなった経過を辿ります…
朝 広島駅から路面電車に乗り
「原爆ドーム前」 で降りました。
すぐ目の前に “原爆ドーム” があり
橋を渡り きれいに整備された 平和記念公園へ。
そして 様々な鎮魂の像を見ながら
“広島平和記念資料館” の中へ。
今回は 説明文も１つずつ丁寧に読み進めていきました。
“原爆” が落とされた当日の様子から始まり
落ちた後の 生々しい写真や描写
惨状が描かれた 絵と文
亡くなるまでの生い立ちや 元気だった頃の写真
歪んだ鉄筋に 人影の石
食べる事ができなかった お弁当
血まみれでボロボロになった 衣類
遊んでいた 三輪車
たくさんの遺品たち。
その一つ一つにまつわる 家族の証言。
亡くなるまでの様子が書かれた展示パネルに
ご本人直筆の手紙
そして 死期を悟りながら作っていた…折り鶴。
身体の苦しみ
心の苦しみ
家族の苦しみ
遺族の苦しみ
私が想像して考える程度では
言語化もできないどころか
してはいけない。
中でも…
放射能による被害として
二人で “きをつけ” をして立っている
『頭髪が抜けた姉と弟』 という題名の写真や
大やけどを負った体や 焼死体の写真たちが
頭から離れない…。
なぜか…
“地獄を越えた惨状” を記録として
様々な立場の人が
写真に収めておかなければ…
という思いで撮った と予想はつくが
たくさんの苦しみを見た後の展示が
段々と…
『核兵器の危険性』 というコーナーに変わり
“原子爆弾の開発から投下した経過”
“原子爆弾の脅威”
“核の時代から核兵器廃絶へ向けて”
という、戦時中から今までの世界情勢を踏まえた内容になったところで
急に 何とも言えない違和感になった。
仕方なく落とした様な…
正当化された経過として
「日本に落とすことに決めた」と
さらっと説明してあったが…。
戦争を終わらせるという大義名分のもと…
『核』 を使う為の実験の国として日本を選び
『人体実験の結果をまとめた場所』 としての資料館なんだ…と。
勝者の国に “手玉に取られている” 様な
いつまでも “手中に収められている” 感。
日本の人が資料館を訪れ
悲惨な状態を目の当たりにしたところで
勝者から敗者へ
無言の圧力をかけているのでは無いか…とも。
そんな事を思いながら
最後のパネルの前のベンチで 呆然と座っているうちに…
“大きな図鑑” の中にいて
自分もその１部なんだ という感覚に襲われてました。
そして更に…
３年目になった 流行り病が
今一番 日本で流行っている現状と
なぜか 重なり…
“勤勉でまじめ” と言われる日本人が また
今も ターゲットにされているのでは無いか…
歴史は繰り返すんだ…と。
その “勤勉でまじめ” なところを逆手にとられ
また、日本人も大事な足元が見えていない…
そんな気がしてなりません。
夏休み中のこともあり
小学生を中心にたくさんの子ども達も来ていました。
暑い中 汗かきながら 小さな子までマスクして…
顔半分しか見えず 会話もままならず
たくさんの制限を強いられ…
多くの子ども達の生活が 犠牲になっています。
大人の責任だと思いました。
この２年間の生活が 教訓にはならず 前に進めず…
メディアの情報が全てで 疑問に思わない大人達の行動が
世界で一番息苦しい生活を作っているのではないか…と、思います。
いろんな考えや意見があると思います。
これはあくまでも…
今までいろんな情報を集め 考えたことと
今回の 『広島行き』 で感じたことをまとめた
私一個人の考えですので
さらっと流して頂ければ 幸いです…
ここまで読んで頂き ありがとうございました🙇🏻♀️
注：事実関係が違ったり、視野の狭い私の思い込みな部分もあるかと思いますので…
不快な思いになった方がいたら…スミマセン🙇🏻♀️
